MobiREAL研究チームでは,携帯電話やPDA, Mobile PCなどの移動端末を持つ多数の人や車の現実的な行動モデル(モビリティモデル)に基づいて大規模なネットワークシミュレーションを行うための理論的な枠組みを検討すると共に,その方式に基づくアドホックネットワークシミュレータを開発している.
本研究の一部は,総務省の戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE) の支援を受けて実施している.
MobiREAL概要ムービー avi(292MB),ppt(2.5MB)
MobiREAL概要パンフレット PDF(4.3MB)
MobiREAL新バージョンを公開しました (09/03/26)
→English page
What's MobiREAL ?
MobiREAL は,高機能の無線タグや携帯デバイスの飛躍的な発展によってもたらされると考えられるユビキタスネットワーク社会における次世代ネットワークシミュレータである.
MobiREALでは現実の人や車の動きを模倣する機能(MobiREAL Behavior Simulator)と,移動ノードのネットワークアプリケーション間でデータの送受信を行う機能(MobiREAL Network Simulator)を提供する.また,モバイルノード間でのデータの伝達状況を動的に表示する機能(MobiREAL Animator)を提供する.これにより従来のネットワークシミュレータでは測ることができなかったモバイルネットワークアプリケーションやルーティングプロトコルなどに対して,現実の行動モデルに近い状況を再現させて,ネットワークの性能などを計測することができる.
MobiREAL では現実に近いノードのモビリティを
C++で比較的簡単に記述することができ,
そのモビリティ上で,
GTNetSによる精巧なネットワークシミュレーションを行うことができる.
左の画像は MobiREAL のシミュレーション結果を専用の視覚化ツール MobiREAL Animator で再現した際のスナップショットである.
MobiREAL Animator ではノードの動きのほかにリンクの接続状況や,色によるパケットの種類分け(制御パケット,データパケット,エラーパケットなどの区別)など,様々なシミュレーション結果を可視化するする機能を持ち,シミュレーション結果を直感的に理解できるように工夫している.
左のような
衝突回避アルゴリズム
により,MobiREAL ではより現実的なノードモビリティを実現している.
How to Model Simulation Scenario
MobiREALの行動シミュレータで移動携帯端末(ノード)の行動をシミュレートする.
行動シミュレータはノードの行動をモデル化した行動モデルと,
ノードを管理する行動管理クラスで構成されている.
→行動シミュレータの構成
シミュレーションにおいて現実世界の環境を実現するために,次の2つの要素を指定する.
- シミュレーション領域情報
- 障害物や道路などの情報を指定する方法を以下で説明する.
→領域情報記述方法
- ノードの行動・シナリオ
-
行動モデルを簡単に記述するための手法としてCPEモデルを提案する.本モデルでは
ノードの行動をルールの並びで表現することで,容易に現実的な行動を
記述することができる.詳細は以下で述べる.
→行動モデル
それぞれの行動モデルに基づくノードを管理(生成や削除など)するための記述部について以下で述べる.
→シミュレーションシナリオ
Sample Movies of MobiREAL Animator
- scenario1.avi (4.2Mbytes)
携帯端末のアドホック通信によるトランシーバ型音声通信のシナリオである.
右下と左上の赤いノード同士が通信しようとしている.
小さい円が各ノードを,同心円状に広がっていくものがパケットをそれぞれ表している.
黒がデータパケット,黄色がエラーパケット,ピンクがそれ以外の制御用パケットである.
データパケットが流れているリンクは赤い線で表示される.
シミュレーション領域は500m四方,大都市の中心に位置する駅付近をモデルにしており,
中継可能な端末を所持しているノードのみを表示している.
端末を所持しているノードの密度は,約0.0005人/m²である.
- collisionavoid.avi (5.2Mbytes)
これはアニメータの機能と衝突回避アルゴリズムのサンプルである.
シミュレーション領域は500m四方,
大都市の中心に位置する駅付近の地下街をモデルにしている.
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東野輝夫 (professor)
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大阪大学 大学院情報科学研究科
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